コロナ渦、自然分娩で子を産んだ。
口臭と出産。
大まかな流れとして、
陣痛が来て、
陣痛室で数時間痛みに耐えたあと、
分娩室へ向かい、いざ出産
となるわけだが、
痛すぎて正直ほとんどの記憶がない。
ちゃんと意識はあったはずなのに、
内容を覚えてないってことがあるのか?と思うが、
記憶が飛ぶくらい壮絶な痛みなのである。

その日はいつものように検診があって、
病院着いた時点でちょっと痛かったんだが、
そこで「子宮口が5cm開いてますよ」って
即入院となった。
検診のあと、
「食べるものが必要だったら今コンビニで買って来てください」
って言われて、途中痛みで座り込みたくなりながらも、
・中華弁当(餃子とチャーハンのセット)
・ジャスミン茶の紙パック1リットル
・リポビタン
を買った。

今思えばその時点でひとつミステイクだ。
なぜ餃子の入った弁当なんかを買ってしまったんだろう。
私の中ではスタミナと元気を得るためのチョイスだったんだが、
その後散々ハアハアゼエゼエ呼吸する出産が待っているのに、
配慮が足りなかった。
普段だったら口が臭くなりにくい食材を心がけるはずなのに、
非日常過ぎて忘れてしまったんだろう。

飲み物は、本当は緑茶が欲しかったんだが、
私は緑茶を飲むと独特な口臭が現れるので、ジャスミン茶にしたのだ。
飲み物はリポビタン含めナイスチョイス。
(でも緑茶って逆ににおいを消すと言われてるよね。口臭強くなる人いませんか?)

陣痛室へ招かれ、痛みの中無理やり
中華弁当を食べ、飲み物を飲んだ。
その時点で口臭はニンニク臭である。
食べたあとくらいからあまり記憶が無い。
口臭なんか一切気にならないほど、
気にできないほどの痛みが訪れていたのだ。

子宮口10cmになり、分娩室へ移動し、出産が始まった。
そこで少し記憶があるのだが、マスクがずれたら逐一直していた。
それはもちろんコロナ対策が大義名分なのだが、
私の中では臭い息を少しでも漏らさないようにの対策である。
途中でジャスミン茶を飲むときも、できる限り、
飲み終わったらマスクをすぐ所定の位置に戻していた。

だけど出産って呼吸がとても大事で、激しくて、
きっと分娩室の中は変なにおいで充満してたんじゃないかな。
特に陣痛の波が来ているときにはマスクも何も気にできないから、
助産師さん、お医者様、看護師さんごめんなさい。

普段暮らしていて、私の人生の中で口臭を忘れる瞬間って無いのだが、
出産の時はさすがに口臭<出産となった。

同時に、口臭を気にし始めてからの何十年は、
本当に「疲弊」だったなって改めて思う。今もそうだけど。
今からでいいから、どうか無臭の自分になれますように。
みんながにおい悩みから解放されますように。


